この方は数年前から精神科に通院しており、意欲の低下やイライラが強く、最低限の家事すらも、処置速度の遅さから、すぐに取り掛かれず、罪悪感から抑うつ状態が続いていました。現在は無職で、日常生活にも支障が出ているため、障害年金の申請を検討されました。しかし、自力での手続きが難しいと判断し、弊所に支援を依頼されました。
ただ、医師に診断書を書いてもらうまでが難航しました。そのため、ご本人に、医師宛てに自身の状況や気持ちを記した手紙を送っていただきました。患者が経済的な不安から解放され、治療に専念できる環境を整えるために、医師が協力してくれる可能性もあります。
精神障害による障害年金の申請において、診断書の内容は非常に重要です。特に、日常生活における状況を詳細に記載する必要があるため、普段から主治医との適切なコミュニケーションが不可欠です。
結果として、診断書が完成するまで約1年かかりましたが、最終的に障害厚生年金2級の支給が決定し、ご本人やご家族も大変安心されていました。