上越市・糸魚川市・妙高市・柏崎市・新潟県全域の皆様へ【障害年金申請をお考えの方へ】
『ある日突然、歩けなくなった ― 絶望から、障害年金認定までの記録』
ある製造業の工場に入社してから長年にわたり、生産現場の管理職として現場を支え続けてきた方がいらっしゃいました。責任ある立場を任され、部下から頼られ、仕事にやりがいを感じながら日々を過ごしてこられた、まさにこれからも第一線で活躍されるはずの方でした。
その日常は、ある年の年末、前触れもなく崩れ去ります。
最初は頭痛でした。市販の薬では治まらず、翌日には右手に力が入らない感覚、顔の違和感、物が二重に見える複視が次々と現れました。緊急入院となったものの、最初の検査では明確な異常は見つからず、いったんは退院。けれども数日後、再び激しい頭痛に襲われ、その後も舌のしびれ、味覚異常と、原因のわからない症状が次々と重なっていきました。
紹介先の病院で精密検査を重ねた末に告げられた病名は「脳梗塞」。脳幹の血流障害により、めまい・嚥下障害・感覚障害・運動麻痺など、多彩で重い神経症状を引き起こす疾患です。回復の見込みが厳しいことを告げられたその瞬間、これまで積み上げてきた仕事人生と、これからの生活への強い不安が一気に押し寄せてきたといいます。
身体の苦しみに加えて、この方を深く傷つけたのは、職場での出来事でした。
やむなく管理職を退いたとき、そこにあったのは、これまで積み上げてきたものが静かに過去へと押し流されていくような感覚でした。誠実に仕事と向き合ってきたはずなのに、自分という存在そのものが、もう必要とされなくなっていくのではないか――そんな言葉にならない不安が、日を追うごとに大きくなっていきました。周囲のちょっとした言葉や態度にも敏感になり、自分を責める気持ちと、人への不信感が、少しずつ心の中に積もっていきました。
夜になると、仕事のこと、長年ともに働いてきた同僚とのこと、そして支えてくれる家族への申し訳なさが頭から離れず、眠れない夜が続く。身体の障害と、誰にも言えない心の苦しみ。そのふたつが絡み合い、悪循環となって、ご本人を静かに追い詰めていきました。
歩行には杖や装具が欠かせず、屋内でも壁伝いにしか移動できない。買い物も通院も、家族の付き添いなしには成り立たない。かつて第一線で采配を振るっていたご本人にとって、日常生活の多くを配偶者に委ねざるを得ない現実は、想像以上に重いものだったはずです。
こうした状況の中で、私たちにご相談をいただきました。
ご本人にとって、ご自身の病状や生活の困難さを、初対面の第三者に、しかも書類という形で正確に伝えることは、決して簡単なことではありません。診断名だけでは伝わらない「杖なしでは一歩も踏み出せない恐怖」「入浴すら一人でできないもどかしさ」「夜も眠れないほどの不安」―そうした実際の生活の姿を、医学的な視点と生活実態の両面から丁寧に聞き取り、審査で正しく評価されるよう、症状の経過と日常生活への支障を一つひとつ言語化していきました。
発症から現在に至るまでの通院の経過、症状の変遷、そして日常生活で実際に起きていることを、抜け漏れなく、かつ審査の基準に沿った形で整理する。この積み重ねこそが、障害年金の申請において何より重要だと私たちは考えています。
そして今回、この方の障害年金は無事に認定されました。
<ご相談を考えている方へ>
「こんな症状で年金が認められるのだろうか」「うまく説明できる自信がない」――そう感じている方は、決して少なくありません。ですが、ご本人が一人で抱え込む必要はどこにもありません。
私たちが向き合っているのは、病名や制度の説明だけではありません。その方が、どれほどの痛みや不安を抱えながらここまで歩んでこられたのか。誰にも言えずにいた苦しみに耳を傾け、それを審査の場で正しく伝わる言葉に変えていくこと。それが、私たちの役割だと考えています。
今、同じように将来への不安を抱えていらっしゃる方、ご家族の障害年金についてどこに相談すればよいか迷っていらっしゃる方は、どうぞ一度、私たちにお話をお聞かせください。