上越市・糸魚川市・妙高市・柏崎市・新潟県全域の皆様へ【障害年金申請をお考えの方へ】
『まさか自分がー心臓の病と向き合いながら生きる、ある依頼者様の記録』
きっかけは、ごく普通の定期健康診断でした。自覚症状は何もない。ご本人も、まさか自分が心臓の病気を抱えることになるとは、夢にも思っていなかったそうです。ただ、お父様が心疾患を患い、入浴中に急死されたというご家族の歴史がありました。「念のため、詳しく調べておいたほうがいい」―その一歩が、その後の長い通院と治療の日々につながっていきます。検査を進めるうちに、心電図には見過ごせない異常が記録されていました。命に関わりかねない不整脈が、すでに客観的な形で現れていたのです。専門病院を紹介され、精密検査、入院、そしてカテーテルアブレーション治療へ。一度は不整脈が落ち着き、日常を取り戻されたかに見えました。
けれども、治療を終えても、病気が消えてなくなるわけではありません。その後も二か月に一度の通院と投薬を続けながら、ご本人は変わらず仕事を続けてこられました。それでも数年が経ち、少しずつ、しかし確実に、体は悲鳴を上げ始めていました。息切れ、むくみ、そして急激な体重の増加。「まだ大丈夫」「もう少し頑張れる」―そう自分に言い聞かせながら働き続ける方を、私たちはこれまでも何人も見てきました。今回のご依頼者様も、まさにそのおひとりでした。
診察の結果、僧帽弁の逆流はかなり進行しており、心臓には慢性的な負担がかかり続けている状態でした。弁膜症による慢性心不全という診断。そして、弁の形成術か、あるいは人工弁への置換か―ご本人にとって、決して軽い決断ではなかったはずです。それでも、お仕事の状況を気遣いながら手術の時期をご自身で選ばれたと伺ったとき、私たちは胸が締めつけられる思いがしました。
手術後の経過は比較的順調で、ご本人は約2か月でお仕事に復帰されました。息切れやむくみといった症状も、今は落ち着いています。けれども、僧帽弁閉鎖不全症も三尖弁閉鎖不全症も、手術によって「完治」する病気ではありません。今も二か月に一度の通院と内服治療を続けながら、再発や心機能の変化と隣り合わせの日常を送っておられます。目に見える症状が落ち着いていても、体の内側では、これからも長期にわたる管理が欠かせない――それが、この病気と生きるということなのだと、あらためて教えられました。
このご依頼者様のように、「発症からずっと働き続けてきた」「今も現に勤務している」という状況にある方ほど、ご自身では「障害年金の対象になるはずがない」と思い込んでしまいがちです。しかし、障害年金の審査で見られているのは、単に「働けているか、いないか」だけではありません。治療の経過、検査数値の推移、日常生活や就労においてどれほどの制限や困難を抱えながら過ごしてきたか――そうした事実の積み重ねが、正しく整理され、正しく伝わって初めて、公正な評価につながります。今回のケースでも、発症から現在に至るまでの通院・入院・検査・手術の経過を一つひとつ丁寧にたどり、その中でご本人がどれほどの負担を抱えながら日々の業務をこなしてこられたかを、可能な限り正確な形で書類に反映させていただきました。結果として、無事にご認定をいただくことができました。
心臓の病気に限らず、「治療は続けているけれど、これが年金の対象になるのかわからない」「まだ働けているから申請しても無理だろう」―そう感じて、申請そのものを諦めてしまっている方が、私たちの元にはたくさんいらっしゃいます。しかし、実際にお話をお伺いしてみると、ご本人が思っている以上に、制度の対象となり得るケースは少なくありません。障害年金の申請は、病気やご本人の状況によって必要な書類も、注意すべきポイントも大きく異なる、専門性の高い手続きです。
もしあなたが、あるいはご家族が、病気やけがと向き合いながら不安な毎日を過ごしていらっしゃるなら、どうかひとりで抱え込まないでください。まずは現在の状況を、私たちにお聞かせいただけたらと思います。あなたの歩んでこられた道のりに、丁寧に耳を傾けることから、私たちのサポートは始まります。