『突然の発症から始まった闘いを、家族と共に支え続けた日々。そして――障害年金という「社会の支え」につなげるまで。』
令和6年1月のある夜、いつもと変わらず自宅のリビングで過ごしていたところ、突然、左半身に力が入らなくなり、言葉も思うように出なくなった――。
搬送先の病院で下された診断は「脳出血」。
あまりにも急な出来事に、ご本人もご家族も、何が起きたのか理解できないまま治療が始まりました。
入院直後は、寝返りも難しく、着替えや排泄もすべて介助が必要な状態。
「これからどうなるのか」「もう一度歩ける日は来るのか」――
不安と恐怖の中で、それでも懸命にリハビリを続けてこられました。
幸いにも意識は保たれ、半年近くにわたる入院リハビリの成果により、杖を使えば歩行ができるまでに回復。
それは、ご本人の努力と、支え続けたご家族の想いの結晶でした。
しかし、ようやく自宅での生活に戻った直後、再び不運が訪れます。
退院後間もない日に転倒し、大腿骨を骨折。再手術、再入院を余儀なくされました。
脳出血後遺症に加え、骨折による歩行機能の低下が重なり、心身ともに限界を感じる日々。
それでも、「また立ち上がる」という気持ちを失わず、懸命にリハビリに取り組まれました。
現在は、車椅子での生活を中心に、週3回の通所リハビリ、訪問リハビリ、外来通院を継続。
左手の感覚障害や痛み、注意力の低下など、日常生活には多くの制限が残ります。
それでも、「自分でできることは、少しでもやってみたい」と前向きに取り組まれています。
障害年金の申請をご相談いただいたのは、ちょうど今後の生活の見通しを立てなければならない時期でした。
脳出血による重い後遺症、再度の骨折、そしてご家族の介護負担――。
生活の現実を丁寧に整理し、医師とも情報を共有しながら、申請書類の作成を進めました。
そしてこのたび、障害厚生年金2級として認定されました。
この結果は、決して「制度上の判定」だけではありません。
発症直後から今日まで、あきらめずに治療とリハビリを続けてきたご本人の努力、
そして寄り添い続けたご家族の支えがあってこそのものです。
私たちは、障害年金という制度を通して、そうした努力が報われる形を作りたいと考えています。
病気やけがの後の生活は、家族がどれほど頑張っても乗り越えられない現実があります。
「努力が足りない」ではなく、「支えが足りない」。だからこそ、社会の支えが必要なのです。
障害年金は、その「社会からの支え」を形にする制度です。
ご本人やご家族が少しでも安心して今後の生活に向き合えるよう、
私たちは一件一件に丁寧に取り組み続けています。
初回申請はもちろん、不服申立て(審査請求・再審査請求)のご相談にも応じています。
「障害年金が不支給に…」「納得できない等級に…」
そんなときも一人で悩まずご相談ください。
障害年金専門の社会保険労務士として、あなたの想いが正しく伝わるよう、全力でサポートいたします。
あきらめる前に、一度ご相談を。
あなたが納得できる結果を目指して、全力でサポートします。